赤ちゃんや子どもの歯ぎしり。歯医者に相談したほうがいいケースを解説

      2025/05/20

綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科で赤ちゃんや子どもの歯ぎしりについての解説

こんにちは、綾瀬駅前の歯医者、メリー歯科です。

歯ぎしりといえば大人がするものというイメージがありますが、実は赤ちゃんや幼児も歯ぎしりをすることがあります。
初めて赤ちゃんや子どもの歯ぎしりを聞いた場合には心配になるかもしれませんが、乳幼児の歯ぎしりは成長過程の一つであることが多く、必ずしも心配する必要はありません。

今回は、赤ちゃんや子どもの歯ぎしりについて、始める時期や原因、歯科医院に相談すべきケースを解説します。

 

赤ちゃんが歯ぎしりをし始めるタイミング

綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科で赤ちゃんや子どもの歯ぎしりについての解説

ほとんどの赤ちゃんは、上下の前歯が生え揃う生後8~10ヶ月頃から歯ぎしりを始めます。
また、幼児の場合は、睡眠中だけでなく、起きているときにも歯ぎしりをすることがありますが、これも成長の一環としてよく行われる行動であり、基本的には様子を見て問題ありません。

 

赤ちゃんが歯ぎしりを行う理由

歯並びやあごの位置の調整
赤ちゃんや幼児の歯ぎしりは、歯並びやあごの位置調整を行うことが目的であると考えられています。
大人の場合、歯ぎしりの原因として心理的なストレスが挙げられますが、赤ちゃんや幼児ではあごの正常な成長のために歯ぎしりを行います。

永久歯が生えるスペースを作るため
永久歯が生え始めるのは通常5~6歳前後です。
この時期に見られる子どもの歯ぎしりは、あごの成長を促進し、永久歯が正しく並ぶためのスペースを作る役割を持ちます。

かみ合わせのバランスを整えるため
乳歯から永久歯への生え変わりは12歳頃まで続きますが、この期間中は歯のかみ合わせが不安定な状態です。
そのため、かみ合わせのバランスを整えるために、歯ぎしりをする子どももいます。
年齢が進むにつれあごが成長することで、自然に歯ぎしりもおさまっていきます。

ストレスや睡眠不足のため
成人だけでなく子どもにおいても、ストレスや睡眠不足が原因で歯ぎしりをしてしまうことがあります。
あごの成長による自然な歯ぎしりは、12歳頃には消えてくることが多いため、それ以降も続く場合には注意が必要です。
歯ぎしりとともに、朝起きられない、日中にぼんやりとしている、寝付きが悪いなどの症状がある場合は、子どもの生活環境や睡眠環境を見直すことが必要です。

 

歯ぎしりによるリスク

歯の摩耗

持続的な歯ぎしりは歯に強い負荷を与えるため、擦り減りや欠けのリスクがあります。
これは冷たいものを飲食した際にしみる知覚過敏の原因にもなります。
場合によっては、ダメージが大きく、虫歯治療と同様にかぶせ物で修復が必要になることがあります。

歯肉炎
歯ぎしりによって歯や歯ぐきに強い負荷がかかり続けると、歯肉炎を引き起こすことがあります。
歯肉炎の段階であれば大きな問題はありませんが、放置していると歯周病に進行する可能性があります。

顎関節症
歯ぎしりに加え、日常的に食いしばりをしている場合、あごに過度な負荷がかかります。
これによって顎関節症を発症するリスクが高まります。

 

歯科医院に相談したほうがいいケースとは

歯が摩耗している

歯ぎしりによって歯が欠けたり、痛みを訴えたりしているようであれば、歯に過剰な負荷がかかっている可能性があります。
歯神経の炎症を引き起こしている可能性もあるため、早期に歯科受診を検討しましょう。
ナイトガードと呼ばれるマウスピースを用いることで、歯へのダメージを防ぐことができます。

 

歯並び・かみ合わせが悪い

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歯並びやかみ合わせの悪さが歯ぎしりの原因となっている場合、矯正治療が必要になることがあります。
5~6歳から12歳頃までの時期はあごの発育が進む時期のため、矯正治療がスムーズに進みやすいというメリットがあります。

 

乳歯が生えそろっても歯ぎしりが続いている

通常、歯ぎしりは乳歯が生え揃う2歳半〜3歳頃に落ち着くことが多いですが、それ以降も続いている場合は歯列に影響が出る可能性があります。
その際は歯科医院を受診し、歯ぎしりの原因となっているものや、歯ぎしりを軽減する方法について相談するようにしましょう。

 

ぐらぐらしている歯がある

歯がぐらぐらしている場合、歯ぎしりによって歯に大きな負荷がかかり、ダメージを受けている可能性があります。
生え変わりの時期ではない乳歯や、永久歯がぐらついている場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

あごの痛みや違和感を訴えている

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日中にも食いしばりが見られる場合は、顎関節に影響が及んでいる可能性があります。
また、口を開ける際に音が鳴ったり、痛みを感じたりする場合も、顎関節症の兆候かもしれません。
このような場合も歯科医院を受診するようにしましょう。

 

出血している

歯ぎしりが原因で歯ぐきから出血する場合、一時的なものであれば深刻ではない可能性が高いですが、頻繁に起こる場合や出血が続いている場合は、歯ぐきへのダメージや炎症の可能性があります。

 

歯ぎしりの予防法

良い姿勢を保つ

姿勢の悪さが、歯ぎしりを誘発する可能性があります。
特に猫背や頬杖をつく癖は、あごに不均等な負荷をかけるため、普段から姿勢を意識し、良い状態を保つよう心がけましょう。

 

よくかんで食事をする

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食事の際の咀嚼が不十分だと、歯ぎしりが誘発されることがあります。
よくかんで食べることは、あごの成長を促すうえでとても重要です。
柔らかいものばかりではなく、かみごたえのある食材も取り入れるようにしましょう。

 

仰向けで寝る

横向きやうつ伏せで寝るとあごに負担がかかり、浅い眠りや歯ぎしりの原因になることがあります。
高い枕の使用も避け、子どもの睡眠環境を整えましょう。

 

歯ぎしりの治療法

歯ぎしりによって摩耗や欠けが見られる場合には、ナイトガードを用いてダメージを軽減します。
また、かみ合わせの問題がある場合には、矯正治療が必要となることもあります。
この場合、まだ永久歯が生え揃っていない段階では、あごの成長を助けるために装置や取り外し可能なマウスピース型矯正を利用し、永久歯が揃った段階では、かみ合わせのバランスを整えるための治療が行われます。

 

まとめ

綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科で赤ちゃんや子どもの歯ぎしりについての解説

赤ちゃんや子どもの歯ぎしりは、成長過程の一部であり心配しなくていいことが多いですが、場合によっては歯科医院での検査やケアが必要になります。
歯のすり減りや出血、痛みなど、お子さんの様子に問題があれば、歯科医院で問題がないか確認するようにしましょう。

 



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