歯並びが悪いと将来にどんな影響がある?歯並びが与える老後の影響を解説

      2025/09/20

綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科で歯並びが与える老後の影響を解説

こんにちは、綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科です。

歯並びの変化は、見た目だけでなく、健康にも影響を与えます。
大人の方の場合、歯並びの悪さを感じていても「この年から矯正治療をするのは…」「矯正治療にかけるお金がもったいない」と考える方もいるかもしれませんが、歯並びの乱れは老後の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、対策しておくに越したことはありません。

今回は、歯並びが老後に与える影響やその原因、歯並びをこれ以上悪くしないための方法を解説します。

 

歯並びが悪いことによる老後の影響

綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科で歯並びが与える老後の影響を解説

しっかりとかめなくなる
歯並びの乱れによって上下の歯が正しくかみ合わないと、かむ力が大きく損なわれます。
硬い食品をかみ砕けず、食べやすいやわらかな食品を多くとるようになることで、あごや口元の筋肉が衰え、咀嚼力の低下を招くこともあります。
また、食事が思い通りに楽しめないことで、ストレスの増加やQOLの低下につながる恐れもあります。

消化不良を起こしやすい
歯は食べ物を細かく砕き、消化を助けます。
そのため、歯並びの悪さから上下の歯がしっかり接触しないと、食べ物を十分に砕けず、胃や腸へ負担をかけるほか、消化不良を引き起こすリスクがあります。
かみ合わせが悪い状態を長く放置しているという場合には、消化器官に負担をかけ続けてしまっているかもしれません。

食事にかかる時間が増える
歯並びが乱れていると、食べ物を砕いたりすり潰したりする力が弱まります。
その結果、食べ物がのどを通る大きさになるまで長時間かみ続ける必要が出てくることから、食事に時間がかかるようになります。

栄養不足による不調が起こりやすくなる
かみ合わせが悪くなると、肉や魚、野菜などのかみにくい食材を避けがちになり、そのせいでビタミンやミネラル、食物繊維が不足し、栄養不足を起こしやすくなります。
かみ合わせの問題による栄養不足は、免疫力の低下を引き起こし、ウイルスや病原菌に対する抵抗力の低下を招くリスクがあります。

見た目にコンプレックスを感じやすくなる
歯並びの悪さは、コンプレックスになりがちです。「笑うときに口元を見られたくない」「人と会うのを控えたい」と感じてしまい、人間関係や日々の生活に影響を及ぼす恐れもあります。

虫歯や歯周病のリスクが上がる
歯と歯が重なったり、ねじれたりしている歯並びの場合、れがたまりやすい箇所や歯ブラシの毛が行き届かない箇所が出てきます。
これにより、たまった汚れの中で細菌が増殖することで、虫歯や歯周病のリスクが上がってしまいます。

歯を失うリスクが上がる
歯並びの悪さにより虫歯や歯周病が発症・進行しやすいという状態が続けば、歯を失うリスクも増加します。
特に、子どもの頃から歯並びが悪い方の場合は、蓄積された歯や歯ぐきへのダメージや繰り返しの虫歯治療によって、最終的に抜歯が必要になることもめずらしくありません。

歯ぐきが下がる
かみ合わせが整っていないと特定の歯や歯ぐきに負担が集中するため、歯ぐきが下がりやすくなります。
下がった歯ぐきを改善するためには、歯周外科治療が必要になります。

顎関節症のリスクが上がる
歯並びが悪いために上下の歯がしっかりかみ合わないと、歯やあごに不必要な負担がかかることで、顎関節症を発症しやすくなります。
顎関節症は、口を大きく開けられなくなったり、口を開けると「カクカク」という音がしたり、あごに痛みを感じたりといった症状が特徴です。頭痛や肩こりを伴うこともあります。

誤嚥性肺炎のリスクが上がる
歯並びが悪いと口元やあごの筋肉が弱り、飲み込む力や舌の力が低下することで、誤嚥性肺炎が起きやすくなります。
誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液が気道に入った際に発生するもので、口内の細菌が肺に入り込むことで起こる肺炎の一種です。
健康に与える影響が大きいことから、肺炎の中でも特に注意が必要です。

 

老後も整った歯並びを保つための方法

虫歯や歯周病を予防する

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虫歯や歯周病は、歯や歯ぐきだけでなく、歯並びやかみ合わせに対しても悪影響を与えます。
虫歯や歯周病による歯の喪失が、周囲の歯並びを崩し、それが全体のバランスにまで影響を与えてしまうことは少なくありません。
特に歯周病は、初期段階での症状が目立たず、気づかぬうちに進行しているケースが多いため、定期的に検診を受けて進行を予防することが大切です。

 

口周りの悪癖を改善する

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普段の生活で無意識に行っている頬杖、歯ぎしり、うつぶせ寝や横向き寝、食いしばり、口呼吸などは、歯並びに悪影響を与えます。
このような悪習慣は無意識に行ってしまうことが多いため、早い段階から意識して改善することが大切です。

 

定期的に歯科検診を受ける

綾瀬(葛飾区)の歯医者、メリー歯科

口内の健康を維持するためには定期的な検診・クリーニングが欠かせません。
自覚症状が出てからでは治療期間が長くなってしまうことも多く、費用も増大します。
定期的な歯科受診を習慣にすることで、問題を早期に発見し、将来の健康リスクを未然に防ぐことができます。

 

歯列矯正を受ける

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子どもや若年層が受けるイメージが強いかもしれませんが、歯列矯正は中高年の方にとってもメリットがある治療です。
歯並びやかみ合わせを整えることで、老後に残る歯を増やし、虫歯や歯周病を予防しやすくなります。

歯列矯正には、マウスピース型矯正装置、表側矯正、裏側矯正の主に3つの種類があります。
矯正歯科の歯科医師と相談しながら、自分に合った矯正方法を選びましょう。

 

歯列矯正が受けられる年齢

歯列矯正には年齢制限がなく、中高年でも治療は可能です。
ただし、健康な歯ぐきの骨が必要であり、この年齢ではあごの成長が止まっているため、歯の移動には時間がかかることがあります。
治療に必要な期間が長いため抵抗感を覚えるかもしれませんが、歯列矯正を考えている方は、まずは矯正歯科を取り扱っている歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

歯並びやかみ合わせの崩れは、老後にさまざまな健康リスクを引き起こす可能性がありますが、早めに必要な対策をとることでその影響を抑えることができます。
日々の丁寧な口腔ケア、悪習慣の改善、そして定期的な歯科検診で、健康的な口内環境を維持し、心身ともに充実した日々を過ごしましょう。

 



綾瀬駅前の歯医者さん メリー歯科:https://www.merrydental.net/

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