入れ歯

    入れ歯

    「おばあちゃん、メリーさんで入れ歯作ってからすごく食べるようになったんですよ」

    当院で入れ歯を作成された患者さんのご家族の方から、こんな嬉しいお言葉をいただきました。

    その患者さんは、今まで入れ歯をつけるのが苦手でいつもすぐに外してしまっていたようなのですが、ご家族で旅行に行くことをきっかけに、「入れ歯をいれておいしいものを食べたい」ということで新しく当院で入れ歯を作成することを決意されたそうです。

    結果、その旅行中、おばあちゃんは家族のだれよりもたくさん料理を食べたとのこと…!また、旅行の後も、今まで苦手だった入れ歯をつけるようになったとのことです。

    楽しい思い出作りと健康的な生活のお役に立てれたと思うと、私もとても嬉しいです。

     

     

    入れ歯治療のポイントは、最初からハードルを上げすぎないこと

    入れ歯

    メリー歯科には、入れ歯を作るのは初めてという方がよくご来院されます。

    そんな患者さんに私が必ずお伝えしているのは、「最初からハードルを上げすぎない」という事です。

    入れ歯は、いくら精密に作製したとしても、本来お口の中にはない「異物」です。特に初めて入れ歯をいれる方であれば、たとえ自費の入れ歯であっても、違和感は必ずあります。

    とはいえ、入れ歯をいれないと歯茎がやせて顎の骨が溶けてしまったり、周囲の歯にもいろいろな悪影響が出てしまいますから、入れ歯をきちんと使えるようになるためにも、まずは「入れ歯に慣れる」ということがとても重要。
    ですから、メリー歯科では、まず保険で入れ歯を作ってみて、一日数時間でもいいので少しずつ入れ歯を使ってみるようにしましょうとお伝えしています。

    もちろん、他の歯への影響を考えれば、毎日ずっと入れ歯をいれた方がよいのは間違いありません。ですが、違和感がありますから、無理やり入れ歯をいれることを強要すると、入れ歯に対しての苦手意識が非常に強くついてしまいます。

    そうならないように、最初からハードルを上げすぎず、ご自身のペースで入れ歯と向き合っていくことが大切だと、私は考えています。

     

    歯を抜いたままにしておくと、こんな悪影響があります。

    入れ歯
    噛み合わせの歯が伸びる・隣の歯が傾く

    歯を抜いたまま放置すると、その部分を補おうと周辺の歯が 動いてしまいます。
    右の図を例にすると、下の歯を抜いたため、 噛み合わせる上の歯が下がってきてしまいます。また、抜いた歯 の両隣は斜めに傾いてしまいます。

    噛み合わせ・歯並びが悪くなる

    周辺の歯が動いてしまうと、噛み合わせが悪化し、話す時に発音がしにくいなどの影響があります。
    ご飯をき ちんと噛めなくなり、胃腸に余計な負担がかかるため、お口の中以外にも悪影響を及ぼします。
    また、歯並びが悪くなるので、すきっ歯になり、顔の輪郭が変化していきます。

    あごの骨が溶け、歯肉が退縮する

    歯がなくなった部分はどんどん歯茎が痩せてしまいます。
    周辺の動いてしまった歯も影響を受け、グラグラしやすくなったり、露出した歯根部分がしみたりなど、痛みを感じることが増えます。

     

    審美性や耐久性にもこだわる方へ

    当院では、最初は保険の入れ歯をおススメしておりますが、大抵の方は保険の入れ歯で満足されています。
    ですが、保険ではどうしても使えない材料があるため、より審美性、耐久性を求める方に関しては、自費の入れ歯もご紹介しております。

    スマートデンチャー

    入れ歯

    スマートデンチャーは、金属のバネを使わない部分床義歯です。

    バネを使っていないので審美性に優れ、装着していても入れ歯だと気づかれにくいので、特に前歯で使用する場合などにおススメの入れ歯です。

    金属を使っていないので、金属アレルギーの方でも安心してお使いいただけます。

    金属床義歯

    入れ歯

    金属床義歯とは、入れ歯の土台となる部分を金属で作製した入れ歯のことを言います。

    保険適用の義歯は、床の部分がレジンというプラスティックでできているため、どうしても壊れやすかったり、厚みがあって違和感を感じやすいという問題もありました。

    ですが、金属床義歯の場合、金属という高い強度・耐久性を持った金属を使用しますので、壊れにくいという事はもちろん、非常に薄く作ることが可能となり、装着時の違和感も軽減することができます。

    また、金属は熱伝導性に優れた素材であるため、食べものの温度を感じやすく、食事を美味しく味わえるというメリットもあります。

     

    入れ歯を上手に使うために

    入れ歯は、少しずつ体に慣らしていく気持ちが必要です。慣れるまで話しづらかったり、食べ物の味がわかりにくかったりします。
    あなたの”体の一部”になるまで、以下のことを心がけてください。

    • 食事について
    • はじめは食べやすいもので練習してください。ゆっくりと噛みながら感覚に慣れてください。
      どうしても噛みづらいようでしたら、次回調整をいたします。少しずつ新しい入れ歯で食事する時間を増やしていきましょう。

    • 痛みがある場合
    • 使ってみて痛いところや、具合の悪いところがあれば、その都度調整しますので必ずご来院ください。
      自然となじむことはほとんどありませんので、何度か少しずつ調整していきます。

    • お手入れについて
    • 入れ歯のお手入れは、食事後と就寝前に行いましょう。
      お手入れの方法は、水道の流水と入れ歯用の歯ブラシで食べかすを洗い流してください。
      ハミガキ剤は使用しないでください。また、熱いお湯で洗うと変形することがありますので通常の温度の水で洗ってください。定期的に入れ歯専用洗浄剤や、食器用中性洗剤で洗浄しましょう。
      ⇒入れ歯のお手入れ方法について、詳しくはこちら

    • 寝るときは?
    • 就寝時は、はずして寝てください。外した時は水を張った容器に保管してください。

     

    入れ歯をより長く快適にお使いいただくために

    入れ歯

    「入れ歯を作ったときはよく噛めていたのに、最近、入れ歯が当たって痛くなってきた。」

    このようなお悩みをお持ちの方も多いと思います。

    これは、年齢とともに歯茎が徐々に痩せてしまうことで入れ歯と歯茎が合わなくなってしまうことが主な原因になります。

    合わない入れ歯をそのままガマンして使用していると、本来は入れ歯全体に分散させている噛む力を一部の歯や歯茎で負担することになるため、バネをかけている歯に過度の負担がかかってしまったり、入れ歯の裏側やふちで歯茎を傷つけることになってしまいます。

    また、噛み合わせが崩れてしまうことによって、顎の関節の周りの筋肉が痛くなったりする場合もありますので、定期的にメンテナンスを受けて調整してもらうようにしましょう。

     


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